初めて質問します。
ネットで、ギブソンのCF100と言うギターを見つけました。
これは、J160にカッタウェイがついているギターと考えてよいですか?
ご存知の方、ご教示ください。
こんにちは、saka_seibo_s13さん。
CF-100、Gibsonフリークには堪らない一本です^^
1950年代初頭から1959年まで生産されたと言われています。
ネット等で検索すると、生産本数は極めて少ない(約10年間で数百本)と言う記述がありますが、私はこれには懐疑的です。 年度ごとの“Shipment(出荷)”を示す古い記録には、トータル数百本と言うことはなく、少なくとも4桁の出荷量があったと読めます。(CF-100は、Gibsonアコースティックの中でも異色の仕様でコレクターズアイテムっぽく語られますが、その割には市場で見かける機会も多いです。 時代は若干違いますが、3桁数しか生産されなかったオリジナルAdvandced Jumboを全くと言って良いほど見かけないことを考えると、CF-100がもっと多くの出荷をされたことには信憑性があると思います。
仕様について、基本的にはLG-2或いはLG-3にフローレンタインスタイルのシングルカッタウェイを施したモデルとお考え下さい。 当然ラウンドショルダージャンボのボディを持つJ-160よりも小ぶりなボディです。
LG-2或いはLG-3が原型ですので、ナチュラルとサンバーストのフィニッシュが存在します。
また、J-160と同じようにサウンドホールとフィンガーボードエンドの間にマグネチックタイプのピックアップを装備したモデルが存在し、品番を「CF-100E」と言います。 CF-100Eのほうが多く現存します。(saka_seibo_s13さんがご覧になったCF-100がピックアップなしのCF-100だったら少しレア度が高いです。)
ちなみに、J-160と言えば「J-160E」を思い浮かべると思いますが、ピックアップの無い「J-160」も存在します。 これは結構レアです。
さらに、J-160はJ-160Eと同じ位置にサウンドホールがありますが、CF-100とCF-100Eのサウンドホールの位置は違います(!)。
CF-100Eは、CF-100のサウンドホールをブリッジ側に寄せて、「ピックアップを取り付ける位置」を確保してるのです(!)
対して後発のJ-160(1954年発売)は、「ピックアップの取り付け位置を確保するために「ネックをボディから余計に飛び出せている」のです(!)。 J-45などが14フレットジョイントなのにJ-160が15フレットジョイントなのはそのせいです(!)。 でも、そのおかげ(?)で、J-160もJ-160Eもサウンドホールの位置は変わりません。 但し!ノンピックアップのJ-160には「ピックアップ取り付け用のヘンな隙間」が指板端とサウンドホールの間に存在します。
穴の位置を変えちゃうのがGibsonらしいのか、ネックを飛び出させちゃうのがGibsonらしいのか、半世紀以上経ってもその結論は出ておりません。
ちなみに、カッタウェイがあるとは言え、さすがに50年代Gibson。
現存する個体は良い確率で「鳴ります」。
ちょっと余談になりますが、CF-100の発売は1950年、最初のLes Paulが発売されたのは1952年。
全くの想像ですが、CF-100は、「本当は最初のLes Paulモデル」だったような気がしてなりません。
フィンガーボードの「皿型ポジションマーク」をみるたび、そう思えてならないのです。
若き日のギターヒーロー・Les Paulが、Gibsonが持参した試作品を弾いて言ったのは、「私が欲しいのはハウリングが起こらないソリッドボディのギターだ!誰がフラットトップのアコースティックを持って来いと言った?!」だったのではないか、そんな気がしてならないのです。
少しでもご参考になりましたら幸いです。
いや、ちょい違いますね。
でも、まぁそうかな?(笑)
あれね、小さいんですよね。
http://shp.mobile.yahoo.co.jp/p/store/honten/htn-gib-cf100e.html
う~ん比較したいんだけど…まぁ小さい。本当に。
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